2016年11月25日

J流横歩取らせ クローズ型3 2六〜3六飛対策

将棋クエストで五段の方に指された対策から。

クローズ型で▲2六飛△7二飛に▲3六飛[1]が新しい対策でした。

[1]

実戦は以下△7六飛▲6五歩△同銀▲7六飛△同銀▲8二飛[2]から龍を作られて敗戦。

[2]

▲8二飛は小ミスで、▲6二歩ならなお厳しかったようです。

実戦では▲6五歩に△同銀ではなく、△3六飛▲同歩△7三銀[3]としなければなりませんでした。

[3]

これならば後手陣には隙がなく、
先手は6七と2七の二箇所のキズを抱えているためまとめづらい形です。



また▲6五歩のところで▲3四飛も考えられ、
おもに3通りの手段が考えられます。

@△7五飛

飛車を2筋に展開して戦う方針です。

A△5五銀

6六の歩取りや△4四銀〜△3五歩で飛車を捕獲する狙いを秘めています。

B△4五桂

6六角や6六飛で一気に攻める方針です。

いずれも難しい戦いで互角の形勢に思います。
{@〜B gpsfish +-100以内の互角}

【J流横歩取らせ戦法 記事リンク】
┏・基本図まで
┣・オープン型1
┣・クローズ型1
┣・クローズ型2
┣・7七桂型
┣・5八玉型
┗・歩交換横歩取らず型
posted by J at 22:00| Comment(0) | 横歩取らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月21日

J流横歩取らせ戦法 横歩取らず型

J流横歩取らせ戦法では4手目に△7四歩とし、
先手が2筋の歩交換をした時にこの歩を取ってくるのが狙いの進行になります。

しかし、先手もこの歩を取ってくるとは限りません。
取れるものなら取ってみよ、と言っても警戒されて取ってこないこともあります。

その場合になりやすいのが、
先手が▲2八飛[1]と引いてから相がかりのように引き飛車棒銀で攻めてくるパターンです。


[1]

このまま先手に簡単に棒銀で負かされては戦法自体が無理ということになります。

[1]の局面では△7三銀〜6四銀などとしていっても後手が簡単に潰れることはありません。
しかし先手の銀に威張られる展開になり、一つのミスで簡単に飛先突破されて負けるリスクがあります。
これは自分の力が出しきれない展開で悔しい思いをする可能性が高いです。

そこで私がおすすめするのが、6二銀型を生かした△7二飛[2]です。

[2]
{+-50以内の互角}
*{}内はgpsfishの評価値。+なら先手、-なら後手が良いことを示す。

先手が初手▲7六歩を突いているので、7筋での歩交換がしやすくなっています。

この形で一番怖いのが先手がただ銀を前進させるだけの棒銀に負かされることですよね。
ただ私の研究ではそういった一直線棒銀には7筋の攻めで対抗できそうなんですね。

たとえば先手が本当に単純に棒銀だけで攻めてきた場合、

以下
▲3八銀 △7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2七銀 △3四歩
▲3六銀 △7六歩 ▲7八金 △7三桂 ▲2五銀 △6五桂
▲3四銀 △7七歩成 ▲2三銀成 △同 金 ▲同飛成 △8八と[3]

[3]
{-2000以上 後手勝勢}

となれば後手必勝です。
先手の棒銀も2三の地点で同金としてしまえばそれ以上の攻めがありません。
それよりも7筋の攻めの方が玉に近く強烈なので攻め合い勝ちが望めます。

後手も棒銀で簡単に負かされることがなければ研究を生かしたり、
力を十分に出せる展開に出来るのではないかと思います。

先手が横歩を取らず引き飛車にしてきたときは、
△7二飛と後手も一歩交換をして棒銀を牽制するのが有力です。

※この記事は「Jの詰将棋ブログ」の再掲版です。
posted by J at 22:00| Comment(0) | 横歩取らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月20日

J流横歩取らせ 5八玉型

今回は基本図から先手が▲5八玉[1]とした場合を解説します。

[1]

▲5八玉はバランスのとれた構えで、オープン型での△1四角や△9五角の筋を消しています。

たとえば[1]から△6四銀▲2五飛△7二飛には▲8五飛[2]が嫌味で、
また△8二飛と戻るようでは一手稼がれてしまいます。

[2]

また[1]から△6四銀▲2五飛△3三桂とクローズ型のように指すと、
▲2六飛△7二飛[3]となり、7六の歩を先受けされているので後手面白くありません。
それに先手の角だけが使えているのも不満ですね。

[3]

ということで、この▲5八玉は指してくる人はほぼいませんが、
結構有力な対策のように思います。

しかしこの手は飛車を2筋に戻らず、角道も止めないということで、
結構ガンバった指し方なんですね。
そこで後手もかなりガンバった指し方が求められます。

[1]に対しての私の今の対策は△2四歩[4]です。

[4]

この手には先手の飛車を一手で2筋に戻らせない意味と、
後で銀冠などに囲う狙いがあります。

実はこの△2四歩[A]は以前Ponanzaがfloodgateで似たような形で指した手で、
なかなか有力なのではないかと思っています。

[A]
Ponanzaの場合は8筋の歩を先に突いているところなどが違いますが、
7四の歩を取らせて7三銀とあがる筋をけっこう指しています。

この将棋はこのあとPonanzaが△2三金!とあがって力戦系から勝利しています。

参考棋譜 ▲Adad vs △Ponanza



*棋譜表示にはフラ盤および棋譜ぺったんを利用させていただいてます。

100〜102手目の△5七銀不成〜4六銀成[B]が痺れる手順ですね。
▲4三角成と詰めろをかけると△2七桂以下、先手玉が詰んでしまうんです。
いやぁ、Ponanza強すぎます。

[B]


さて話を戻しまして、[4]の局面で一番気になる手は▲2五歩[5]でしょう。

[5]

△同歩では▲同飛で△2四歩の意味が消えてしまいます。
そこでここでは△6四銀[6]とする一手。

[6]

この局面はすでにのっぴきならないことになっていて、
仮に先手が▲4五飛と逃げたなら△8八角成▲同銀△3三桂▲4六飛△2五歩[6`]となり早くも後手ペースになります。

[6`]
{-500程度で後手優勢}
*{}内はgpsfishの評価値。+なら先手、-なら後手が良いことを示す。

けっきょく飛車が2筋に戻れない上に2五歩まで取られては大損です。

よって[6]には▲2四歩[7]と踏み込みます。

[7]

もうどちらも退けずここから決戦となります。
私の研究では以下、△7五銀▲同歩△8八角成▲同銀△7二飛[8]で後手が指しやすいという見解です。

[8]
{200〜300程度で後手指しやすい}

△8八角成が大事な手で、△7二飛に▲5五角△7五飛▲9一角成に△7八飛打[8`]を用意しています。

[8`]
{-1200程度で後手大優勢}

よって[4]の局面で▲2五歩は指しづらいのではないでしょうか。

ここでは代わる手が広いわけですが、
方針としては先手が▲4五飛〜▲4六飛と飛車を安定させてから攻めを狙う。
後手は△2四歩を生かして銀冠に囲う。といったところでしょうか。
この戦型は後手が堅く囲って先手が中住まいから攻めていくという展開になりやすそうです。

先手が5八玉型できたときは△2四歩[4]とし、

[4]
{+-50以内の互角}

以下、先手は飛車を安定させてから攻めに転じる。後手は銀冠を作り玉を堅く囲う。
という展開が予想され、ほぼ互角の進行になります。

※この記事は「Jの詰将棋ブログ」の再掲版です。
posted by J at 22:00| Comment(0) | 横歩取らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。