2017年01月14日

J流横歩取らせ戦法 実戦編1

J流横歩取らせ戦法が実戦でどのように運用されているかの紹介です。

今回はクローズ型で先手が7六の歩を取らせた場合をお届けします。。

先手:クエスト二段さん
後手:J

▲7六歩 △6二銀 ▲2六歩 △7四歩 ▲2五歩 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲7四飛 △7三銀
▲7五飛 △3四歩 ▲6六歩 △6四銀 ▲2五飛 △3三桂
▲2六飛 △7二飛 ▲7八金 [1]


[1]
*図面は「shogipic.jp」を用いて作成させて頂いております。

おなじみのクローズ型の変化から先手は▲2六飛型を選択。

[1]図となっては△7六飛と走る一手。これで歩損を回復できます。
以下先手後手ともに陣形整備に入って[2]図


[2]

後手は5二玉、7二金、7四飛という形が安定していて、
こう組んでおけば大体OK。
本譜では後手の△7六歩が指しすぎな感じですが、
先手の対応のミスもあり互角の進行。

その後先手の桂頭攻め[3]がやりすぎで後手有利になるところでしたが、
私のミスにより互角を維持。


[3]
ここは普通に△同歩で▲3四歩△2五桂で何の問題もなく後手有利でした。

後手としては角が使えないのが懸案事項ですが、
1四歩から端角で活用。
相手の攻めに乗ってうまく角を好位置に移動させて[4]図は後手大満足です。

[4]


参考棋譜
▲クエスト二段さん vs. ▽J   21手目

(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

先手:クエスト二段さん
後手:J

▲7六歩 △6二銀 ▲2六歩 △7四歩 ▲2五歩 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲7四飛 △7三銀
▲7五飛 △3四歩 ▲6六歩 △6四銀 ▲2五飛 △3三桂
▲2六飛 △7二飛 ▲7八金 △7六飛 ▲6九玉 △7四飛
▲6八銀 △5二玉 ▲6七銀 △7三桂 ▲4八銀 △7六歩
▲5六歩 △7五銀 ▲5五歩 △4二銀 ▲5六飛 △7二金
▲5九飛 △3五歩 ▲3八金 △4四歩 ▲3六歩 △4五歩
▲3五歩 △4三銀 ▲9六歩 △1四歩 ▲1六歩 △1三角
▲5四歩 △同 歩 ▲1五歩 △3五角 ▲1四歩 △1七歩
▲3六歩 △4四角 ▲4六歩 △同 歩 ▲1三歩成 △同 香
▲4五歩 △同 桂 ▲3七桂 △同桂成 ▲同 銀 △5五桂
▲5三歩 △6二玉 ▲4五歩 △3三角 ▲4六銀 △6七桂成
▲同 金 △7七歩成 ▲同 桂 △7六歩 ▲8六桂 △8四飛
▲7四歩 △7七歩成 ▲7三歩成 △同 金 ▲7七角 △7六歩
▲8八角 △6五桂 ▲4四桂 △7七歩成 ▲同 金 △同桂成
▲同 角 △6七金まで




posted by J at 12:00| Comment(0) | 横歩取らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

J流横歩取らせ クローズ型5 飛対抗▲8六歩型

クエストの実戦で四段の方と指した将棋から。

飛対抗のクローズ型で23手目に▲8六歩[1]が新しい対策。


[1]

意味は△8四飛に▲7七角と受ける狙いでしょう。
相振り飛車でよくある手ですね。

以下△5五銀▲6八銀△4五桂[2]は妥当な進行。
ここで実戦は△5八金左としましたが、以下後手の猛攻を受け短手数で後手の勝ち。
受けの手を全く考えずに攻め倒せると気分がいいですね。

[2]
[2]

ここでは▲4八銀として後手が少し指しやすそうですが、互角の模様。
しかしこの対策では後手に△6六銀と歩取りで攻められるため、あまりおすすめは出来ないですね。


○参考棋譜
▲クエスト四段 vs. ▽justice0810   23手目

(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

*棋譜表示にはフラ盤および棋譜ぺったんを利用させていただいてます。

【J流横歩取らせ戦法 記事リンク】
┏・基本図まで
┣・オープン型1
┣・クローズ型1
┣・クローズ型2
┣・クローズ型3 ▲3六飛対策
┣・クローズ型4 飛対抗6八金" target="_blank">クローズ型4 飛対抗6八金
┣・7七桂型
┣・5八玉型
┗・歩交換横歩取らず型
posted by J at 08:00| Comment(0) | 横歩取らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月15日

J流横歩取らせ クローズ型4 飛対抗、最強の対策▲6八金

クローズ型で先手が▲2八飛と引いた際に迎える[1]の局面を「飛対抗」型と呼びことにします。


[1]

以前はここで▲6八銀の場合は後手悪くないと紹介しました。

しかしここで先手の最強の対策として▲6八金[2]がありました。

[2]

これは形を気にせず後手の攻めを押さえ込み、
歩得を主張しようという作戦です。

いろいろと研究しましたが、
金の守備力が高く後手が攻めきるのは用意ではないことがわかりました。

例えばいつもどおりに△8四飛とすると、▲7七金[3]がしっかりした受け。


[3]

以下、△5五銀▲5八飛△4五桂▲7八銀[4]のようになると、
後手の攻めが受け止められてしまいます。

▲7八銀が形の受けで、△6六銀▲同金△8七飛成の強襲を受けています。
[4]

この後先手は▲6七金〜▲5六歩〜▲4六歩のように桂馬を取りにいく方針がわかりやすいです。

早指しなら飛対抗金型もいい勝負だと思いますが、
時間の長い将棋ではすこし辛いのかなという印象ですね。

代わりの指し方としては、△6四銀のところで△2四歩や△3三角とするのが有力で、
技巧でもほぼ0の互角と評価しておりこれからの研究課題です。

posted by J at 19:00| Comment(0) | 横歩取らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする