2016年11月19日

J流横歩取らせクローズ型2

前回はこちら

クローズ型で△3三桂に先手が▲2六飛(2八飛でも)と引いた場合、
後手は△7二飛と7六の歩を狙いますが、そこで▲6五歩△同銀▲5五角[1]としてくることがよくあります。
とくに2六飛型だと7六の歩を直接受けることが出来ない為、
6五歩の突き出しから角を飛び出す展開にする人が多いですね。

この変化は大変な急戦になりますが、後手の方が指しやすいというのが私の見解です。

[1]

[1]の局面は香取りになっていますから、
それをどうにかしないといけません。
しかし△9二飛や△7三桂はすこし元気がなくやる気がしません。
そこで思い切って△4五桂![2]と跳ねるのが私の研究です。

[2]

▲2二角成などは先ほどの一手がパスになってしまうので、▲9一角成[3]の一手。

[3]

後手は先に香損しますが、5七桂不成と金の両取りをかける手が権利としてあるのが大きいです。

[3]に対し後手は△9九角成[4]と香車を取り返します。

[4]
{-500程度で後手優勢}
*{}内はgpsfishの評価値で+なら先手、-なら後手が良い

ここで先手の手がいろいろありますが、
実戦でもっとも多いのは▲8一馬と桂馬を取って、
さらに飛車取りに当ててくる手ですね。
プレッシャーが強いですが、ここで飛車を逃げるとどんどん攻められてしまうので、
放置して△5七桂不成[5]と金の両取りをかけます。

[5]

後手は金を確実に入手できるので攻め幅が広いですが、
先手は桂香はあっても飛車を取って打つくらいしか攻め筋がありません。

例えば▲7二馬△同金▲9一飛△7一歩▲7五香には△5五馬[6]のように完封できます。

[6]

[4]の局面で先手が指すとすれば、
5七桂不成を受ける▲6八銀ですが、
△8九馬▲8一馬△5四香[7]などと進み、
先手の玉頭を攻める感じで後手が良くなります。

[7]
{-600程度で後手優勢}
posted by J at 22:00| Comment(0) | 横歩取らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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