その後の研究で後手が少し苦しそうだという見解に至りました。

[a]
以下、▲4五飛△3三桂▲4六飛△5五銀▲3六飛△同角▲同歩[b]
の局面がどうも先手が良さそうです。
序盤は飛車より角という格言がありますのが、技巧2などで自己対戦しても後手が相当勝てませんでした。
人間同士の早指しならまだ互角でしょうが、コンピュータ同士では先手優勢と言えそうです。

[b]
ここから△2七飛▲3八銀△2五飛成で龍は作れますが、たいした得ではないようです。
そこで代わりにできた新定跡を紹介します。
基本図以下、▲2五飛△8四歩▲7八金△8五歩▲2六飛△4二玉▲4八銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8四飛[1]

[1]
技巧2での検討の結果、この図がほぼ互角であるようです。
elmoでも検討しましたが、やはり互角とのことです。
ここからは手が広いため、さらなる研究をしていきたいと思います。